アルツハイマー病やパーキンソン病は、原因蛋白質であるAβやタウ蛋白質、αシヌクレインのアミロイド線維が脳内に蓄積することによって引き起こされる疾患です。沈着したアミロイド線維は、脳脊髄液や血中にも極微量流れ出しています。高温加熱することで分子間の疎水的相互作用が強くなり、アミロイド凝集反応が促進されます。本補助事業では、高温によるアミロイド凝集反応のリアルタイム計測機器を開発して、その反応機構を解明すると共に生体試料のアッセイ系に応用することで、種々のアミロイド病の早期診断や治療法の開発につなげることを目的とします。
分光蛍光光度計を用いた高温加熱によるアミロイド凝集実験、リアルタイムPCRを用いた高温加熱による多サンプルのアミロイド凝集実験等を実施しました。
※この研究は、オートレースの補助を受けて実施しました。